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2006.01.11

マスクのすすめ

センター試験の日が迫ってきた。

この何とも言えない押し迫った感あのことだけは、毎年思い出してしまうだろう。

今日は、その“あのこと”をご紹介しよう。

 

去年のちょうど今ごろ、冬の寒風がコートをも突き抜けるほど寒い夜だった。

俺は予備校の自習室でセンター現代文の過去問を解いていた。

それはそれは暖房の効いた部屋だった。

 

数週間前から、強烈な勢いで垂れる鼻水に苦しんでいた。

他の受験生同様、ティッシュすら買えなくて、トイレで、しかもトイレットペーパーで鼻をかむ日々だった。

2、3日前からが滲むようになっていたが、そんなこと気にも止めず、豪快にかみ続けた。

 

そして、その時はやってきた。

 

自習室でセンター現代文の過去問を解いていたら、突然鼻水が垂れた。

慌てて鼻を押さえた。

見れば、過去問には赤黒い花が咲き誇っている。

「えっ?」っと思う間もなく、その花はあっという間に大きくなった。

まるでどこかのアニメのようにもの凄い勢いで鼻血が流れ出した。

しかも、両方から垂れ流し

とっさに持ち合わせのティッシュで押さえたものの、押さえてる手を乗り越えるように血はあふれ出した。

あの自習室は、隣との間に仕切りがあって、隣が何をしてるかなど気にもならない。

だが、このままでは静かな自習室でひとり鼻血垂れ流す変態になってしまう...

勇気を出して、隣の男性の肩をそっと叩いてみた。

 

男性は、走ってトイレットペーパーを持ってきてくれた。

しかし、両手で抱える紙の量は増える一方で、そろそろ限界だった。

―――とりあえず、鼻血の処理に専念できるところに移動しよう。

再び、勇気を出して、男性の肩を叩いてこう言った。

「トイレの個室空いてるか見てきてもらえませんか?」

 

彼はまたまた走って、「空いてましたよ!」と笑顔で教えてくれた。

 

そして、俺は走った。

個室に駆け込み、両手いっぱいの真っ赤な紙を便器に落とした。

・・・まだ出てる。

紙を変えては捨て、変えては捨て・・・を繰り返した。

でも・・・まだ出てる。

 

30分は経っただろうか。

ふと左手首に目をやる。

そのとき、ひとつ重大なミスに気づいた。

ケータイも持ってない。

時計も自習室に置いてきた。

・・・いま何時!?

 

止まるかと思えばまたすぐに勢い良く出血した。

こんなに長時間出血し続けて、俺は死ぬのか?

―――一瞬本気でそう思った。

薄い壁を、扉を挟んだ向こう側には人がいるのに、助けを求めることすらできない。

まさかトイレの個室で感じるとは思わなかった孤独恐怖

耐え切れなくて、そっと扉を開けて、手を洗ってる男性に声をかけた。

下に行って、誰か呼んで来て下さい

 

出血開始から(?)1時間後、俺は救出された。

医務室に運ばれ、数十分後には母上が迎えに来た。

 

2人の紳士の協力なしでは俺はどうなっていたのか。

アホ面で血だらけになっていた俺を見て、ぎょっとしてとにかく走ってくれた2人に、今さらながら改めて御礼申し上げたい。

 

 

2日後、近所の耳鼻科に行くと、

毛細血管が完全に切れちゃってるね

とのこと。

血管をレーザーで焼いて収縮させて穴を塞ぐらしい。

すぐに手術を受けた。

一瞬のレーザー照射に5000円

本番直前に、縁起のよろしくない体験をした。

 

センター試験当日。

「もしまた鼻血出たら...」と恐れていた俺は、マスクをして会場に現れた。

乾燥防止である。

 

だから、これをご覧の貴方に、強くおすすめする!!

受験の荷物にマスクも入れときなさい(笑)

何故って?

もちろん鼻血予防

それに、インフルエンザにかかってても受験しにくるパワフルな受験生もいるから、この大事な時期にうつされても困るしね。

 

だから、マスク

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コメント

総長!
いとこについてちょっと書いてくださいよぉ~アハハ

投稿: トトロ | 2006.01.16 20:21

>トトロさん

リクエストありがとうございます。

ただ・・・当サイトで「総長」とか言わないこと^^;

投稿: B. M. AXIS | 2006.01.16 20:44

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